オープンエンジニアリングセンター

工学を開き、未然課題を解決する

本センターの目的は、科学コミュニケーションの手法を用いて、社会や市民との間にこれまでにない接点を生み出し、工学を開くことで、未知なる課題<未然課題>を発見し、工学研究のさらなる進展を促すことである。

さらには、社会の未来と直結する科学技術のイノベーションに対し、多様かつ本来のステークホルダーの参加を実現し、その過程を通して技術の(特定の人だけが利益を享受するのではないという意味での)民主化に積極的に貢献することを目的とする。

境界条件が固定され、特定のユーザーに対する課題解決を行う工学をクローズドエンジニアリングとするならば、閉じられた工学では、今後の地球規模の問題を解決するには限界がある。本センターでは境界条件そのものを定義し、多様なユーザーとの開かれた議論を行うオープンエンジニアリングを追求し、実践することを目指す。

多くの先進国が人口減少のフェーズに移行する一方、世界が情報によってつながる21世紀の社会は、これまで人類が経験してきたものとは大きく異なる。

まだ顕在化しておらず、その発生が社会に大きなインパクトを与えることが予想される課題を「未然課題」と定義し、この「未然課題」の予測と解決策の事前提示を本センターの目的とする。

これら「未然課題」は21世紀以降の社会構造に根ざしており、これまでの学問分野とは必ずしも一致はしない。だからこそ、近接した領域、時には意外な組合せの異なる専門分野の連携が不可欠である。

未然課題の存在と種類、および事前提示された解決策を社会へ発信し共有することで、社会全体の未来リスクを提言するとともに、新しい技術革新のニーズを先取りし、イノベーションを起こすチャンスを増大させる。

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