機械・生体系部門
/ 人の健康とバイオ/相変化・バイオ分子熱工学
生体の高品位保存技術
本研究室では,医療に関わる医療用検体や薬剤,細胞の保存技術,魚卵の保存技術の研究を行っている.本公開では,これらの技術で重要となる水分子の分子運動や結合状態を測定する技術の応用について紹介する。
担当教員/研究室:
白樫 了
本研究室では,
1) 相変化(沸騰,蒸発,ガラス化,凝固)の速度過程・熱力学特性の計測と,それらを含んだ熱物質輸送現象の(数値)解析,
2)誘電分光による生細胞の各部位の電気特性の測定および非定常電場解析
3)物質(生体等)内の水(自由水・結合水)の赤外・誘電分光と水分子の運動・水素結合特性の解析・測定
を学術的基礎として,下記の3つの問題を,それに続く各事項を研究することで解決しようとしている.下記の表に示すテーマに取り組んでいる.
本公開では,生体の高品位保存技術と生体と共存する水の測定技術に焦点をあてて,onlineイベントとして,
6月11日(金):13時30分~14時30分
皮膚深さ方向の水分分布計測 ー皮膚内の自由水-(企業研究者向け)
6月11日(金):15時~16時30分
医療検体・薬剤用生体の保存技術 -生体系の水の計測と制御-
を企画している.また,特に常温乾燥保存技術については,以下のpdfで概要を紹介する.
尚,本研究室のイベントのテーマ以外の研究内容について質問のある方についても,上記のイベントの質問時間にお受けします.