ナノテクで熱を操る・環境熱発電
超スマート社会における環境発電、高性能な光・電子デバイス中の熱マネジメント、量子メディア変換において、ナノテクノロジーを活用した高度な伝熱制御技術への関心が高まっています。野村研究室では、スマートフォンの熱問題緩和を可能にする高度な熱制御技術の開発や、環境中の未利用熱を自ら取り込んで発電して動くエネルギー自立型モニタリングシステムの開発を行っています。
Keywords: フォノンエンジニアリング, 熱フォノニクス, フォノニック結晶, 熱電変換, 環境発電, エネルギーハーベスティング, ハイブリッド量子科学
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※「道具箱カード」をゲームで使うために、下記の「パスコード」を手元に控えて下さい。
【パスコード】1927
研究内容
単一種類の量子では成しえない、複数量子のハイブリッド状態ならではの新しい物理が可能にする高機能で高性能なデバイスを実現する可能性を探求しています。この量子融合エレクトロニクス分野において、光熱融合プロジェクト、フォノンエンジニアリング、熱電環境発電とモニタリングシステム開発、フォノンを用いた量子メディア変換に関する研究を進めています。これらは、JSTの戦略的創造研究推進事業などの複数の大型プロジェクトにより推進されています。
リサーチトピックス
- 熱電環境発電によるモニタリングシステム開発 ~エネルギーハーベスティング~
- フォノンエンジニアリング:ナノスケール熱伝導の物理と熱流制御技術
- フォノンハイブリッド量子科学
- 熱伝導の理論的基礎研究
- 熱フォノニクス
- オプトメカニクス系の物理と応用
研究内容の詳細はこちらをご覧ください。

研究室ライフ
相互作用を大切にしています
違う個性、価値観、経験、知識をもつ人間との相互作用によって、新しい価値観を産み出したり、大きく成長ができるような環境作りを大切にしています。研究室ではディスカッションなどを通じて、先生や先輩らと意見を交わす過程で、全く新しい方向性を産み出すアイデアや、トラブルを解決してくれるようなきっかけが生まれています。
メンバーは多国籍
これまでに在籍した研究室メンバーの国籍は、フランス、ロシア、中国、アメリカ、タイ等、多岐にわたり、現在もメンバーの半数以上が外国人というとても国際的な環境です。研究室内でのコミュニケーションは主に英語ですが、ランチタイムやコーヒーブレイクではフランス語、中国語、日本語をお互いに教えあったりする場面も。今はコロナ禍のため大人数でのランチやブレイクを控えていますが、和気あいあいとしてアットホームな雰囲気の研究室です。
受験をお考えの学生さんへ
野村先生から学生さんへのメッセージはこちらからご覧ください。研究室見学はいつでも受け付けていますので、遠慮なくご連絡下さい。