6月9日(金)14:00-17:00

 「デジタル空間記述」-最新研究を3研究室が時間の限り深掘りしまくるセッション

  • 講演会・シンポジウム・セミナー
  • 企業研究者向け
  • 一般向け
  • 大学生・大学院生向け
  • 事前予約必須(定員あり)

イベント概要

人が生活する日常環境が急速にバーチャルな環境にも拡張し、メタバースやデジタルツインなど、純粋なバーチャル空間から現実空間との整合性を指向する空間まで、多様なデジタル空間の仕様およびサービスが拡大しています。日常生活の中においても、多様な自律エージェントとの共生が求められる機会が増加し、そうした自律エージェントの視点で認識や行動が容易な空間記述方式の開発や、複数の仕様間での変換や連携、実装に関わるビジネスや法的な知見の体系化が喫緊の社会課題になっているのではないでしょうか。

今回は社会実装に向けて研究を進めるコモングラウンド構想について、3研究室合同(豊田研究室、三宅研究室、石澤研究室)で最新の研究や今後の展望をオープンに議論を行います。企業のご関係者ならびに、本領域にご興味のある研究者や学生の方まで幅広い方々に聴いていただければ幸いです。オンライン形式で実施予定ですので、どうぞお気軽にご参加ください。



主催者
豊田研究室
開催方法
オンライン(事前予約制、開始前まで登録OK)
オンライン参加
下記事前登録フォームよりご登録をお願いいたします。

オンライン開催

現地開催

6月9日(金)14:00-17:00

終了しました

アーカイブ配信予定

7月初旬公開予定

★イベント参加には次のフォームから事前登録が必要です。

プログラム

  • 14:00-14:15 ご挨拶、各研究室の紹介
  • 14:15-15:15 豊田研究室の研究員・学生による研究内容の発表
  • 15:15-16:00 トークセッション1:BIM深掘り(登壇予定者:石澤、村井、施井)
  • 16:00-16:45 トークセッション2:ゲーム深掘り(登壇予定者:三宅、清木、豊田)

セッション1の内容ご紹介

建築実務およびBIM研究領域から村井特任助教、Web3とアート領域から施井フェローのトップランナーお二人と石澤特任准教授が、建築周辺における情報技術のリアルな現在位置と、建築設計・生産の目的のみにとどまらないデータの利用・連携について、本音も交えながら技術面での深掘りを試みます。

セッション2の内容ご紹介

ゲームAIや通信ゲーム基盤の第一人者である三宅特任教授、清木フェローと豊田特任教授が、なぜ今都市や建築などの実空間で、動的空間記述プラットフォームとしてゲームエンジンが有効なのか、その可能性と実装に向けたポイントを深堀します。

登壇者(予定)

特任教授

豊田 啓介 (豊田研究室)
三宅 陽一郎(三宅研究室)

特任准教授

石澤 宰  (石澤研究室)

リサーチフェロー

施井 泰平 (スタートバーン株式会社、豊田研究室)
清木 昌  (株式会社ほぼ日、豊田研究室)

特任助教

村井 一  (合同会社村井一建築設計・豊田研究室)

特任研究員

長友 結希 (豊田研究室)
中倉 康介 (株式会社中倉康介建築設計事務所、豊田研究室)

博士課程

和泉 智也 (鹿島建設株式会社、豊田研究室)

修士課程

田川 直樹 (豊田研究室)

各研究室の紹介

豊田研究室

デジタル技術と都市・建築の融合に関する領域、特に「コモングラウンド*」と呼ぶ新しい分野に関わるリサーチおよび基礎技術開発を、産学連携の活動を通して行っています。 具体的には、 主に下記の活動を行っています。

  • スマートシティに関する各種動向や技術に関するリサーチ
  • コンピューテーショナルデザインによる都市・建築設計のプロトタイピング

*「コモングラウンド」とは、広義には社会的なシステム全体の概念であり、狭義には汎用3D記述の仕様でもある新しい高次元のデジタル・フィジカル・インターフェースのチャンネルです。その全体像の描出および体系化、基礎技術開発を、さまざまな企業と連携しつつ促進する役割を担っています。

豊田研究室HP

三宅研究室

デジタルゲームにおける人工知能技術は、仮想3次元空間におけるユーザの活動をデザインしコントロールするための技術として成熟して来ました。この技術を実空間に応用するのが本研究室の目標です。特に空間型AIによって空間そのものに知性を持たせる「スマートスペース」の実現を目指しています。その先にはその集合としてメタバースと連動した「スマートシティ」の実現という大きな目標があります。

ディジタルゲームAI 技術を応用したスマートシティの設計

メタバースの成立と未来 -新しい時間と空間の獲得へ向けて-

ゲームAIが都市(≒環境)に溶け出すとき:三宅陽一郎×豊田啓介

石澤研究室

建築に関するモデルやデータ、暗黙知を含む知見を二次的に活用した建築・都市・社会への貢献を目指しています。Building Information Modeling(BIM)に関する職能研究や歴史的建築物への応用および諸権利の研究、ゲーミフィケーションによる建築情報の活用などがテーマです。

研究者プロフィール